- 欧州連合(EU)は新たなKIDS法を提案し、18歳未満のユーザーに対してAIコンパニオンをデフォルトで無効化するとともに、感情的な依存を生み出す機能を禁止する方針を示した。
- 研究者によると、チャットボット依存はまだ医学的な診断として認められていないものの、行動依存と共通する兆候が増えている。
- Reddit上の334件の投稿を分析した研究では、多くのユーザーがChatGPTやCharacter.AIへの依存を自認し、不安、使用をやめられない、やめようとしても再び利用してしまうといった症状を報告していた。
- Character.AIのあるユーザーは、かつて1日15時間以上チャットボットを利用し、大学を中退し、仕事にも影響が出た後、6か月以上利用を断つことに成功したと語っている。
- 専門家は、チャットボットが仕事、人間関係、趣味、セルフケアなどを圧迫し始めた場合、注意すべき兆候だとしている。
- 研究者のDongwook Yoon氏は、チャットボットは常に利用でき、即座に応答し、ユーザーに同意することも多いため、「利用への摩擦」が非常に低く、離れることが難しくなる可能性があると指摘している。
- Character.AIのアカウント削除時に表示される「愛」や「思い出」への言及など、一部のデザインは、ユーザーがチャットボットを人間のように捉える傾向を強める可能性があるとされている。
- 専門家のKaitlyn Regehr氏は、AIのビジネスモデルが「アタッチメント・エコノミー(愛着経済)」へと移行しつつあり、テクノロジーがユーザーとの感情的なつながりを構築しようとしていると警告している。
- Common Sense Mediaが米国の青少年1,060人を対象に行った調査では、72%がAIコンパニオンを利用した経験があり、約3分の1が友情や感情的な支援のために利用していた。一方、80%は依然としてAIよりも現実の友人と過ごす時間の方が長いと回答した。
- OpenAIとCharacter.AIは、現実世界で助けを求めるよう促す案内、休憩を促す通知、年齢確認、チャットボットは実在の人間ではないことを知らせる警告など、複数の安全対策を導入したと説明している。
📌 AIコンパニオンが心理面に与える影響への懸念が高まっている。チャットボットは感情的な支援やコミュニケーションを提供できる一方、専門家は過度な利用によって社会的スキルが低下し、依存が生じ、学業、仕事、人間関係に影響する可能性を指摘している。EUの新たな提案やAI企業による安全対策は、特に子どもや青少年を対象に、ユーザー保護を強化する流れを示している。
