GoogleのAIノート作成ツール「NotebookLM」は、新たに「Discover Sources – Google Drive」(ソースを発見 – Googleドライブ)機能をリリースしました。これにより、ユーザーは特定の名前やキーワードを覚えていなくても、自然言語を使ってドライブ全体のドキュメントを検索できるようになります。
この機能を有効にすると(「Discover Sources」→「Find sources from」→「Google Drive」)、ユーザーは「大学最終学年のマーケティングプレゼン」や「高校時代の化学のノート」といった任意のディスクリプションを入力するだけで、NotebookLMが自動的にスキャン、分析し、最も関連性の高いファイルを表示してくれます。さらに、素早く選別できるよう短い要約も添付されます。
ユーザーが所有または共有されているすべてのドキュメント(「リンクを知っている全員」のファイルを除く)がNotebookLMによってインデックス化され、検索時に表示されます。
記事の筆者がテストしたところ、NotebookLMは通常のGoogleドライブ検索よりも正確に検索できることがわかりました。これは、ファイル名やキーワードの一致に依存するのではなく、AIがクエリの文脈と意図を理解するためです。
Gemini for Driveプラン(有料機能)を利用していないユーザーでも、NotebookLMを使えば同様のスマート検索機能を完全に無料で利用できます。
この機能は、迅速な検索を助けるだけでなく、意図せずして効果的な「ドライブの整理」ツールにもなります。あるファイルを検索すると、NotebookLMは古いドキュメントも表示するため、ユーザーは時代遅れになったり不要になったりしたデータを削除するのに役立ちます。
例えば、「古い化学のノート」を検索した際、ツールは目的のドキュメントを見つけただけでなく、高校時代からの多数のファイルもリストアップし、筆者がそれらを削除するかどうかを簡単に決めることができました。
この機能のおかげで、筆者のドライブは、元々10年以上にわたるドキュメントが混沌と詰め込まれていたにもかかわらず、初めて「使える」状態になり、整理されたと共有しています。
評価によると、NotebookLMは単なる学習ツールや情報源の要約ツールではなく、すべてのGoogleドライブユーザーにとっての個人的な「AI司書」になりつつあります。
📌 「Discover Sources – Google Drive」機能により、NotebookLMはGoogleドライブを自然言語で検索可能なスマートライブラリに変え、ユーザーが文書をより速く見つけられるようにするだけでなく、ストレージを効率的に整理するのにも役立っています。これはNotebookLMにとっては小さな一歩ですが、人々がクラウド上で個人データを管理する方法における大きな革命です。
